WASABI … 85点

今回は、横浜まで出てムービルにて広末とジャンレノの共演する「WASABI」を見てきました。昨年は劇場で演劇を見ましたが、今日は映画館の方へお邪魔しました。
 かつて国際組織で働いていた凄腕のジャンレノは今は手のはやいことで悪名高い刑事。今もかつて一人だけ愛した日本の女性のことを思い寂しく生きています。そんな彼のもとへ19年間音信がなかった日本から連絡が。なんと彼の元恋人の日本人が他界し、その遺産の相続人となっているというのです。複雑な思いを胸に日本に向かった彼は、なんとその女性が産んだ娘を20歳になるまで預かってほしいとのこと。彼女は後二日で誕生日を迎えます。さて、異国日本で娘とすごす二日間とは…。
 お解りかと思いますが、その娘役が女優広末涼子なわけです。これがまたいいんデスわ。あ、はじめに言うと私は隠れ広末ファンです(^^)。私がはじめて広末なる女優を見たとき彼女は「連続殺人を行う精神異常な若者に誘拐された、売春を強要されていた家出少女」なる複雑な役をやっていましたが、今回もまた魅力的な役ですな。「独自のセンスをもつゲーム好き(かなりディープと見た)な元気な不良(?)娘」といったところでしょうか。非常に元気がよくパワフルです。何よりまず、皆さんはこの映画がフランス語で構成されていることを忘れてはいけません。つまりセリフの大半はもちろんフランス語。つまり広末はフランス語でフランス人相手に演技を披露しているわけです。これはもう、脱帽というか絶句というか、ものすごいことですよ。まずこの時点で私は彼女を尊敬します。広末は唯一の家族をなくした役と言う事もあって全編にわたって泣いてます。これがまたいいんデスわ。時たま出てくる日本語での演技だけでもその凄さは堪能できますが、ラストの空港のシーンとか思わずもらい泣きしちゃいました。(す、すまん、ファンなんで)物腰の一つ一つが軽快で元気満点。映画構成するノリのよさは彼女の動きによるところも大きいでしょう。ふわふわ踊ってるみたいですごいです。彼女がデパートで買い込んだ服で「ファッションショーだ!!」といって次々着替えるシーンがあるですが、もうたまりませんな。いやぁ、いいネェ…。(す、すまん、ファンなんで)
 全編にわたる音楽はテクノ風。ジャンレノの引き締まった雰囲気と対比がまたすばらしい。私が一番凄いと思ったのは、今の日本をよく表現しているなぁという点。これがアメリカとかなら誤解満点の「おい、何処の国だよ」という日本が出てきますが、この映画は日本人が見ても納得できるのではないでしょうか。東京という街、あと京都、そして日本のテクノロジーや社会がうまく表現できているとおもいますよ。これは個人的に表彰物だと思います。
 軽快なテンポのコメディー、そして女優広末。さらに完璧に役を表現するジャンレノに関しては言うまでもないでしょう。「ジャンレノ」「広末涼子」そして製作の「リュックベッソン」ここら辺の名前にぐっときた方はぜひ見てください。広末好きは見るべき。いや、強制する。見なさい!!(^^)短い映画ですし、テンポも良いですから気軽に見れる、良いエンターティメント作品といえるでしょう。脚本も良く練られていて良くあの時間でおさまったな、という感じ。そういう意味では急いでいる感じがして物足りない、と感じる方もいるかもしれませんね。
 コメディーです。広末です。娯楽映画です。え?レオン?ナタリー?そこらへんが好きな方はレンタル屋でレオンを借りましょう。ちょっぴり楽しみたい人はぜひ映画館へ足を運んでくださいな。