MOON CHILD ・・・ 70点
 さて、来ました。うっとりGackt&HYDE主演のこの作品♪ビジュアル面での力はものすごく強いです。脚本からプロデュース的な面もこなしたGacktのやりたいことしか入っていません!!ということで、彼が好きな方は見なきゃダメです。逆にそうでない方にはおすすめしません。
 話の筋は一本道です。繰り返しますが、やりたいことしか入っていないんで、深みとか伏線とかそういったものはありません。こんなことがしたい、こんな絵が作りたい・・・熱い熱い情熱の作品ですね。
 原案、脚本と進めたGacktが指名した相手役はなんとHYDE。徹底して映画出演を断ってきたが、ここに来て初映画…となりました。わたしはどちらかというとHYDE好きなので彼を目的に行きました。
 2人の音楽家としてのスタンスから想像されるように、演技とかお話の内容とかそういうのを抜きにして単純に映像がすばらしい。徹底して追及される映像美はまるでシングルのプロモのよう。そしてハイライトの一つの序盤のアクションシーンはまさに鳥肌物です。日本台湾合作のような形を取っていますが、このアクションシーンのすばらしさはかなりいいですよ。銃撃シーンはかなりの迫力、日本もまだまだやれるぜ!!という感じがしました。
 マレッパという架空のアジアの都市。多種多様の人種があふれるこの都市では日本人は貧しい移民として描かれています。そんなストリートチルドレンたちの本能に任せた生き様と、若さが共鳴する幸せな時間がなんとも切なく、美しくもあります。そしてヒロインイーチェ(郭善興:ゼニークォック)とGsckt、HYDEの間に生まれる三角関係・・・。や、ヤバイ、鼻血が・・・(T_T)
 しかしながら、熱意にあふれる作品も、細部の練りこみ等々ではレベルが高いとは申し上げられないでしょう。前述の三角関係にしてももう少し書き込んであげても面白かったかな、と物足りない部分もありますし、話の流れ的には一本道なのでドキドキ感はちょっとたりないかも知れません。しかし、映像としての出来は主役陣の美形加減からも想像できるとおりすばらしいものです。

 全ての映画ファンには受け入れられないでしょう。むしろ映画ファンには嫌われるでしょう。しかし、美しくも悲しい華麗な映像美に酔いしれることが出来るいい作品だと思います。きわめてファン向けです。そこ否定しません。Gacktファンは必見、って言うか見ろ(命令)。HYDEファンも期待を裏切られないいい作品ですよ。話が壮大なので、かなり自分で裏のストーリーや番外編を想像してうっとり出来るすばらしい世界です。Gacktのはちきれんばかりの創造性が感じられるいい作品です。ファンの方と連れ立ってじっくり見ることをおすすめします。興味ない人にはおすすめできませんね。ということで点数自体は低いですが、わたしの満足度はそれ以上でした。