京都 2-0 札幌
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サンガvsコンサドーレ |
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Stadio:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
07/03/03
コンサドーレ札幌
○ ○
ダヴィ 中山
○ ○ ○ ○
西谷 カウエ 芳賀 砂川
○ ○ ○ ○
和波 ブルーノクアドロス 曽田 西嶋
○
高木
監督:三浦俊也
京都サンガFC
○ ○
パウリーニョ アンドレ
○ ○
美尾 中山
○ ○
安藤 斎藤
○ ○ ○ ○
渡邉 チアゴ 手島 森岡
○
上野
監督:美濃部直彦
主審:池田直寛
A2Pickup
三浦442に変わってどうなのか、という札幌は九州キャンプから京都に乗り込みました。ここに来て、右サイドバックに西嶋をコンバート。和波をスタメンで起用してきました。格上の京都相手、と言うことでチェイスで走り回れる中山をスタメン起用。
対する京都は「J2オールスター」といわれた一昨年の面子からかなり極悪化しています。甲府の中心であった倉貫を獲得、JFL得点王叩上げシンデレラの徳重に加えて、日本代表DF秋田・森岡の「ベテラン力」を追加。…東京の影に隠れてはいますが、かなりの強化に成功しています。その布陣ですが、予想通りの布陣。鹿島風とでも言いましょうか、中に入ったボックス気味の442。新進の中山に米田からスタメンを奪ったスーパールーキー安藤が背番号4をつけての登場。噂の秋田はコンディション不良でベンチ。トルシエジャペンの申し子森岡が右サイドバックに入りました。昨シーズン不調に終わったアンドレは調子を上げていると言うので、この極悪2トップは噂の東京のフッキ平本以上に怖い存在です。
実は京都の美濃部監督は「公式戦勝利なし」です。そんな監督が開幕戦に取る作戦は…。やはり「外人(特に速いパウリーニョ)に裏を狙わせる」というものでした。対して三浦監督もこれまた大宮時代からの代名詞「縦ポン」で放り込む。…立ち上りは、図らずもロングフィード合戦の様相を呈してきました。
とはいえ、京都はボランチがJ2屈指とも言うべき逸材ぞろいです。(この辺は柱谷氏の功績だね)セカンドボールからパスにいたるまで、まずここで京都に主導権を握られた感はあります。徐々につなげる京都ペースになっていきます。ですが、札幌もそこは442効果なのか、しっかりと布陣を敷いて待ち構えていますので、京都も攻めあぐねていたのは間違いないでしょう。今まで、うちがやられていたことを実践できている…相手京都は最終ラインで回すも中々前にいけない…、と言う意味では今期はこんな感じなのかなぁ…と感じたシーンでした。
両チーム、何も出来ないまま時間が経過した中で初めて「おっ」と思わせたのが9分のシーン。
| 09分 |
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最終ラインからボールを引き出した和波が前の西谷にパス。ダヴィが左に開いていますが、西谷はフライスルーで、左サイドの裏を狙った砂川にパスを送りますが、オフサイドの判定。
「縦ポン」でまったく形が出来なかった札幌がはじめて形らしきものを見せたシーン。逆にここでの京都の西谷に対する寄せの速さと迷いの無さが、両チームの完成度を象徴しているようにも思います。 |
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それまでサイドに張る形が多かった砂川が、初めて動きを見せてくれたシーン。FWにボールが収まらないため、この試合の鍵は砂川が握っているように感じたのは私だけではないでしょう。また、このシーンで気を良くしたのか、この後の西谷のプレーは結構いい感じでした。(感覚派の彼の調子は最初のプレーでわかる…(´▽`))
12分にはこの試合はじめての「カウンター」らしきシーンが生まれました。守ってカウンター、と言うのが一応の三浦コンサの最初のキーワードになるでしょうから、カウンターの出来、と言うのは結構ポイントにしていたのですが、この時点ではクリアボールを中山が自陣でヘッドで落として砂川がダイレでダヴィをスルーパスで走らすも、DFにカットされる、と言うものでした。去年までではカウンターと言うと砂川あるいは西谷がドリブルで持ち込んで、それに2トップとさらに追い越していくもう一枚、と言う形が理想系として何度か出来ていましたが、このシーンでは3人のみと言うことでややあっさりしていたのが気になります。
その後は前述の西谷を中心に攻めるも…と言う感じ。ドリブルやクロスを上げてはいましたがシュートまで中々いけず、と言う感じになってしまいます。
とかやっているうちに、先制点をいれられてしまいます。左サイドへのロングフィードを和波がクリアしますが、セカンドを拾われ左の裏にパウリーニョを使われて上げられたクロスをアンドレに押し込まれてあっさり失点。…いろいろありますが、パウリーニョの右足のキックフェイントに(彼はレフティー)あっさり引っかかったブルーノの軽い守備が全てだったように思います。
これで硬さが取れたのか京都はいよいよもってやりたい放題になってきます。この時間帯に限ったことではありませんが、中盤4人は並んではいるが、誰がアタックに行くのかさっぱりで序盤のパウリーニョが裏をとられた最終ラインはやや下がり気味、要するにバイタルがすかすかという状態で、そこに流動的に動く美尾中山に加えて下がってくるアンドレが結構自由にやっており、札幌はまさにサンドバック状態になります。カウンターを仕掛けようにも人数はいないし、そもそも最初のパスが通らないという悪癖がでており攻撃の形らしいものが出来ないまま時間が経過していきます。しかしながら、最終ラインも体ははれており、札幌も危ないシーンはそれほどありませんでした。とはいえ、昨シーズンは結構イケイケで主導権を取れる試合を多く見てきただけに、ここまで何も出来ないというのはかなりの衝撃でした。
この試合のハイライトのひとつが41分のシーンでしょう。
| 41分 |
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パスミスを奪った西嶋がそのまま持ち上がりカウエにパスを出したシーン。この試合唯一といっていいアクションできたシーンと言えると思います。またカウエがはじめてハーフウェイラインを超えたシーンともいえます。
ボールを受けたカウエは中山に楔を出し、前方に上がっていきます。中山は砂川に落とします。その右を追い越していく西嶋。砂川はドリブルを選択して中に入ります。
そしてサイドチェンジで西谷にパス。もらった西谷はスペースがあったので、トラップからドカンとミドルシュート、中山がこぼれに反応しますが押し込めず枠の外となってしまいました。
まず、カウエが上がったため、京都のボランチをひきつけ、スペースが出来た点、さらにカウエ西嶋がそれを追い越していったため、京都のマークが分散して、西谷がフリーになった。そこに見事なサイドチェンジを通した砂川が白眉。
この試合唯一とも言っていいチャンスがサイドチェンジ絡みであったのは、強く記憶しておきたいところです。 |
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これでさらに気を良くした(?)西谷は続く42分にはスーパーロングフライシュートを放ちますがわずかにバーの上…(´・ω・`)。前述したとおりこの試合の前半、西谷は非常に光っておりました。砂川も何度か動き回っていいシーンを作っていました。だが…、だが両者の絡みと言う意味では中々見られなかったのが歯がゆく感じられたのは事実です。
そのまま、膠着状態で前半を終えます。
(ハーフタイムコメント)
●美濃部直彦監督(京都):
・攻撃陣は怖がらず思い切ってプレーしよう
・ボールに対してのプレッシャーには注意していこう
・まだ、45分ある。みんなでもう1点とって、絶対に勝とう!
●三浦俊也監督(札幌):
・セカンドボールをしっかり拾っていこう!
・中盤の選手を自由にさせないこと
・もっとアグレッシブにプレッシャーをかけて、ボールを奪ったらしっかりとつないで攻めていこう
三浦監督を巡るキーワードはいろいろとありますが、「442」「外人だのみの縦ポン」「頑固なまでの戦術固執」…そして「ハーフタイムでの絶妙な修正」と言うのがあるといえましょう。(とりあえず、私はそう捉えています)
この試合では、あっさりと左の和波をあきらめ、西嶋を戻し、芳賀を右SBに下げて大塚を投入しました。おそらくは左サイドをえぐられまくったので守備強化、と言う意味と、大塚をいれて中盤を活性化、と言うのがあったと思われます。事前の報道を見る限りではおそらくこの「大塚ベンチ」にはかつての「斎藤枠」(守における「ジョーカー」)的な使い方も頭にあったのではないのかな、と思います。
大塚が入り、劇的に変わったということはありませんでしたが、それでも単発だった攻撃はある程度セカンドが拾えるようになってきたようです。京都が立ち上がり受けに回ったのか、後半序盤は札幌が押し込む時間が増えてきました。しかし、55分過ぎからパスミスが多くなり、ここで入ってきた徳重の交代により、京都が息を吹き返してきます。この立ち上りでシュートまで持っていけなかったのは一つターニングポイントだったかもしれません。
砂川は相変わらず、左サイドまでがんばって走っており、前半09分のような左の裏に抜け出るシーンが何度か見られました。何より、「縦ポン」がほぼなくなったのが一番かな、とは思います。
さらに攻勢に出るべく、62分中山に代えて石井を投入。さらに西谷がかなり前目に張ることにより433気味の布陣をしいてきました。さぁここから…と思った矢先、先ほど交代で出てきた徳重の華麗な個人技とドリブルからのこぼれ球をパウリーニョに押し込まれて痛恨の追加点…。ここでも、曽田のクリアが小さい、と言うのはありますが、何と言っても曽田とブルーノの位置がかぶっておりパウリーニョを誰も見ていない、というのがあります。4バックの肝となるセンターの二人のバランスの不味さは、今後の最重要課題といえると思います。(そもそも、去年までは4バックが出来る人材がいなくて3にしていたのに…)
このすぐ後三浦監督は砂川に代えて藤田を投入します。66分のことです。…正直これは「???」という感じ。ひょっとしたら砂川にアクシデントがあったのかもしれません。(記者会見でも触れられておらず、謎のまま。ネットでは「442をブレイクしすぎたので下げられたのでは」という懐疑的な意見すらあります…Σ( ̄口 ̄;)
)
後半での見所といいますとほとんどがセットプレー絡みで、流れの中からはいいシーンは作れていませんでしたが、次のシーンは一つ注目といえます。
| 67分 |
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京都のスローインがセンターバックからボランチに入るところをブルーノがインターセプトそのままオーバーラップしていったシーン。
ダヴィが楔となり西谷にパス。西谷がドリブルからスルーパスを入れるも石井の足元に入ってしまいコントロールが上手くいかなかったシーン。
ブルーノは石井すら追い越してペナの中でフリーになっていたため、石井がすばやくパスを出せれば一点もの…と言えましょう。
加入時にも噂されていたブルーノのオーバーラップがはじめて見られたシーンであります。 |
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しかし、この後は中盤とFWの間が間延びして京都に自由にやらせてしまいました。西谷の個人技でクロスまで持っていくシーンもありましたが、2トップの後ろにかろうじて藤田が走ってきてるかナァ…程度で迫力に欠けます。さらに頼みのセットプレーも曽田のシュートがGK正面に言ってしまい万事休す。
逆に京都は72分にはパウリーニョがまんまと裏に抜け出して流し込んで3点目…と思われましたがオフサイドで何とか助かりました。77分にはボランチの安藤にペナの中まで侵入をされて、アンドレのシュートを何とか高木が止めるというシーンも。ボランチが攻撃に参加しているこのシーンは何度も言うように両チームの出来上がりの違いを表しているように感じました。この後には82分にもあわやというシーンがあり何とか高木でしのいでいる状態…。さらには87分には森岡の技ありのFKも何とか高木パンチング!!!!…!!!(#゚Д゚)ゴルァ!!!何をやっているのか!!!!攻められっぱなしではないか!!!
ロスタイムは3分。1分ちょっとを過ぎたあたりから早くも京都サポの「勝利を確信した際の歌」が流れ始めたあたりに降格してきたチームの辛さを感じてしまいましたが…
結局何も出来ないままそのまま終了。
うーん…。まずね、面白くない。このサッカー面白くないよ。砂川西谷がかなりキレていてもこの状況。実際シュートは5本でしたがそのうち4本は枠行っているんで、各選手はそこまで悪くはないんじゃないかと。ただ、フッキのシュート数に触発されてバコバコうちまくっていた昨シーズンと比べるとかなりつまらないナァ…というのは正直なところです。
次に守備ね。アクションがない。あたりが弱くてあいまいとは解説方も何度も繰り返されてましたが、ドコでどう取るのかがいまいち不明。ぶっちゃけ、降格したときの末期に近い印象。ほとんどみんな自陣ペナの中…みたいな。
さて、クールごと7勝以上、を掲げた三浦コンサ。ってことは逆にいえば後4敗はいいわけだ…。と前向きに捉えて来週のホーム開幕に備えたいと思います…。
| スタッツ |
札幌 |
京都 |
| 枠内 |
4 |
6 |
| コーナー |
6 |
4 |
| オフサイド |
3 |
4 |
| 1. 2位以内のために勝ち点90 |
0 |
| 2. 失点は1試合平均1点以内 |
-1 |
| 3. 得失点差は+25〜30 |
-2 |
| 4. 26勝、10〜12引分け、10〜12敗を目標 |
1敗 |
| 5. ダビは15ゴール |
0 |
| 6. FWは2人で1試合1点のペースで50点取るのが理想
|
-1 |
| 7. シーズン途中に10〜15連勝 |
0連勝 |
| 8. ホームでは負けない |
- |
| 9. 開幕ダッシュ |
0連勝 |
| 10.四国開催を筆頭に下位に取りこぼさない |
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