| ステップ2はクリアできたのか? |
(こちらは04/10/20の日記として書かれたものを別枠でUPしているものです。)
10/20/04
道新の報道によると今期のこれまでの観客動員が17万1515人で、残りのホーム数が3試合。(ドーム*2、厚別1)それぞれの平均を足した3試合の動因見込みが3万0529人。ということで「今期は20万人突破か???」という記事が載っていました。
シーズン前に発表された「コンサドーレ札幌強化計画」、いわゆる「五段階計画」によれば各ステップにおける観客動員は
1 15万人
2 17万6000人
3 22万人
4 26万4000人
5 24万人
となっています。つまりは、観客動員数でだけ見れば、ステップ2はクリア、ステップ3に突入。と言うことがいえるかも知れません。ぶっちゃけ、フロントは「一年でステップ3まで」という目論見があったはずです。ステップ1、2の観客動員目標はあんまり意味が無いかも知れません。22万は行くだろう・・・という所があったような印象ですが、残念なことにチームは低迷。観客動員は伸び悩んでいます。そういった意味では「計画」どうり行かなかった、ともいえるかも知れません。
では、クリアされたかのように見えるステップ2とはどういったものなんでしょう。そしてこれから突入していくステップ3とは。本来なら開幕前に全てのサポがやっておくべきだった作業ですが、正直具体的なイメージは浮かばなかったというのが本当のところでしょう。シーズンはまだ残っていますが、ここら辺を検証してみましょう。(・・・お、崇高なテーマですナァ。<自画自賛(^^ゞ)
ステップ2と3の狭間にいるのでは、というスタンスから始めますが、2と3の違いはなんでしょう。ステップ2のゴール地点はどこなのでしょう。列挙して見ますと
ステップ2 「経営基盤の強化とチーム力の底上げ」
・チーム戦術が浸透している。
・「戦うチーム」のベースが完成している。
・「戦うチーム」のコンセプトが関係者全員に浸透している。
・「戦うチーム」としての試合、練習が出来ている。
・ステップ5(J1残留定着)のチームにおける日本人選手のポジション予想が出来ている。
そもそも、「戦うチーム」とは何なんでしょう。球際がガツガツしていれば戦っているか?そういうような意味ではおそらくないでしょう。常に闘志を奮い立たせて全力で90分間対戦相手に挑む、というようなイメージが個人的にはあるのですが。一応社長が述べていたコンセプトは「育成型チーム、コストの最小化、循環型チーム」という三本柱です。
さて、ここまでを列挙してみましたが、個人的には残念なことに「まだステップ2」をクリアしていないのでは、という気がしてきました。
まず何と言っても一番下の「ポジション予想」が私の中に無い。権東・岡田・上里君あたりが核になってくれれば、という期待もありますが、DF陣、Fw陣のルーキー、若手が育ってこなかった。これは非常に痛かったですね。一応清野が結果を出しており、彼が今23歳ですから、3年後ぐらいまでにJ1定着となれば「26歳で循環」というコンセプトにもあってはいますが・・・。つまりはその下が育ってきていないのがなんとも不安なところです。DF陣に至っては言うまでも無いでしょう。ベテランに頼らずを得ない状況。というかルーキーが使えず補強までしましたからねぇ・・・(T_T)。
コンセプトの浸透、という意味でも疑問です。未だにサポの中には「外人取れ」とか言う補強への願いが根強い気がします。別に外人嫌いではありませんが、それが果たして「育成、コスト最小化、循環」の三本柱と合致しているかというと疑問ではあります。試合後の感想などを掲示板で見ていても、コンセプトの浸透という点に関してはバラバラな印象があります。一体感、というか、「育ててやる!!それまでじっと応援を続ける!!」という気概が感じられないのが個人的な感想です。サポですらそうですから、関係者全員がどうであるかはなんとなく予想ができるのですが・・・。(サポも「関係者」だ!!!)
胸をはって「チーム戦術」と語れるほどではありませんが、なんとなく見えてきています。これは何と言っても柳下監督の功績でしょう。走り回ってスペースを作ってボールをもらい、サイドからのクロスに中盤の選手もどんどん飛び込んでいく。引いて跳ね返すのではなく、中盤から囲い込んでボール奪取を狙う・・・。完全ではなく、90分続くことは無いにしても、昨年のような「よくわからない。理解する気力も無い」という状態に少なくとも私はありません。相手を崩してゴールを強奪する。「札幌の攻めははまったときは綺麗に行きますからねぇ。」解説、実況の方から時折聞かれる声は非常に心強いです。
これが、毎試合できるようになる。そして何より中期目標として監督が掲げた「五位以内」。これが出来たあたりにはステップ2を理解しクリアしている・・・といいナァ(T_T)。来期は新卒はユースのみ、との噂もあります。既にチームは循環し始めています。ルーキーの皆さんの奮闘を残りの試合で少しでも見せて欲しい!!!というのが今の切なる願いです。
(続きまして、06シーズン終盤に書いた、11/24の日記です)
11/24/06
二ヶ月放置ですみません。
さて、昇格が消えたものの、天皇杯で勝利。さらにはリーグ戦でも負けなし、といい感じではあります。得点王に届きそうなフッキのゴールがないのは残念ではありますが、相川がいい感じになっているのは非常にうれしいことです。去年の清野みたいな感じでしょうか。ただ、相川は「何試合だけはよい」という確変のある選手なので、シーズン終わりまでこの好調を持続できるか、という点が気になりますし、大切だと思います。
・…。
ご存知のとおり、柳下監督の契約満了による退任が決まった模様です。
五段階計画からの昇格を掲げたチームは、まずその最初のチャンスをモノにすることが出来ませんでした。
昇格が消えた後の柳下監督のコメントは残すチームへの提言めいていて非常に興味深いです。五段階計画の解釈は人それぞれあるかと思いますが(そもそもそれが問題だ、ともいえますが)私的には「育成主体によるチーム作りによる、札幌のスタイルの構築」だと思っています。そんな中から、何度も言っていますが「ステップ2はクリアできたのか」。これです。普通に「柳下体制三年目だから、ステップ3。来年はステップ4だぜ♪」と思っていた人が多すぎる。ステップ4だったら「戦うチーム」のコンセプトが浸透しきって「精神的にも技術的にもチームを支えられる生え抜きメンバーによるチーム」が出来ていないとダメなんですぜ????生え抜きのチームの柱って誰よ???相川?(フッキの方が点とっているしそもそもスタメンすら取れていなかった)曽田?(リーダーとは言い切れんしそもそもミス多すぎだし、というかスタメン固定ってわけでもない)キャプテンマークは格好でしかないかもしれませんが、今期加入の大塚がつけていることもあったと言う時点ですでに「ステップ4」とかいえてる状態にはない。と言うよりも「育成型」を目指しているにも関わらず来期のユース昇格は現時点で0ですよ???毎年二人昇格じゃないのか???
とはいえ、二年前には出来ていなかった「戦うチーム」としての試合、あるいは昇格時のメンバー予想、と言うところでは少しは見えてきたのかな、と。結果的には「右サイドが埋まらない」というチームのモザイクは最後までバラバラな感がありましたがようやく藤田君がモノになりそうな感じ。最近の起用を見てみればトップ下要員としても期待は出来そうです。また「ポストAA」として久しぶりの代表候補となった石井君の活躍もいいものがあったと言ってもよいと思います。芳賀大塚は(五段階計画の)途中加入ではありますが、彼らをJ1昇格の時まで引っ張れたとすれば中盤から前線はある程度見えてきていると思います。(ただ芳賀に関して言えば彼をサイドで使わなくてもよいぐらいのサイド人員の充実が不可欠ですが)GKも佐藤という逸材を持ってこれたというのは非常によかったといえましょう。これにより林がもう一皮向けてくれればいいなと思います。(印象でしかないが、動物要素ではほぼ互角、ハイボール処理は佐藤が上というのが私の気持ちです)ただDFがイカン。ヤンツー退任となれば加賀はこれ以上レンタルでひっぱれないでしょうし曽田西澤はもう限界でしょう。ビルドアップという側面から見れば西嶋が唯一の希望ですがそれ以外の面子はお話にならない現状です。
そういったことを含めまして、ここで私は晴れて、「ステップ2はクリア」という結論を出したいと思います。残念ながら二年掛かってしまいましたが、柳下監督の最大の功績はこの「ステップ2までのクリア」ということになると思います。とはいえ、前述のとおり課題は毎試合変わらず出されています。しかも代わり映えのしないものが。そういった意味で今一度五段階計画を見てみますと、ステップ3には「チーム力のベースアップ、および戦力の固定化を軸に現状分析を行う」とあります。どん底から駆けつづけた札幌。今一度、自分を見つめなおすべき時期にきているのかもしれません。「育成だからしょうがない」という風潮はいまだにありましたし、それが元によるサポーター同士の摩擦もありました。それがいま柳下監督退任というのを契機にもう一度見直せるチャンスともいえるのではないでしょうか。
「金がない」からスタートした五段階計画。そのスタートは弱体化するチームへの言い訳じみたものが中心となっていたのは否定しようもありません。ただ、「金がない」のはまるで変わっていません(そもそも赤字増えたし)。何度も言っていますが腹をくくるしかない。ここで「やっぱ、五段階計画は無理でした〜」という風潮にならないことだけを切に願います。我々にはこの計画をやり遂げる以外方法はないでしょう。来年来るべきステップ「3」。「チームの方向性の再確認」。そういった意味で監督人事はもちろんのこと、来期の布陣への動きは非常に大切であると思います。
といっている側から強化費削減人員縮小とかいってるしな…。とにかくいえるのは
来年も辛いよ、と言うことですかね???(´・ω・`)