横浜F・マリノスvsベガルタ仙台

実はね、このコラム書くにあたって柄にも無く、前日から色々構想を練っていたんですよ。「ハイクオリティー」(byラザロニ前監督)奥は韓国戦でも切れていたという話ですし、石川にスタメン奪われてそのレンタル元に移籍した佐藤由とか、現在の得点王佐藤寿とか、「一つの分岐点」と表現(週刊サッカー、井上氏)されるマルコス復帰などなど・・・。ナビスコカップではありますが、非常に見所があるゲームかな、単純にリーグ首位争いの前哨戦だしね、と期待していたんですが・・・。
 スタメン発表。史上初のキックオフ一時間前に到着したわたしは、のんびりとその発表を見て驚きました。仙台はほぼ前回のJと同じ布陣でサブに若干調整を加えた(例えばマルコス)程度の「スタメン」だったのですが、Fマリの方がもう凄い。正直松田と那須以外解りませーン…(あ、上野も出てたかな(^^ゞ)という超若手布陣!!!ほとんどの選手の前所属が「マリノスユース」なあたりにFマリサポ以外は置いてけぼり・・・。おまえは誰だ!!状態でした。つまりはマリノスは戦力温存の二軍で望んできたわけです。岡ちゃん・・・恐るべし。
 ここでコパ・ナビスコについておさらいしておきましょう。鹿島と清水はアジアチャンピオンズリーグ出場のため、シードされており、準々決勝からの出場となります。それ以外のチームが四つのグループに分かれ、Aグループ、Bグループからは上位2チーム、それ以外からは上位1チームが予選突破となり、1位通過のチームは準々決勝をホームで戦えることになってます。・・・ややこしいっすね。で、今回観戦したのはBグループ。横浜、FC東京、仙台、柏の四チームが2つの椅子を争っているわけです。全六試合(ホーム&アウェーなのだ)のうち3試合が消化した状態、今回は第四節となります。Bグループは柏が早くも脱落した形で、3チームで2つの椅子を争うわけですが、現在トップの横浜を勝ち点3差でFC東京と仙台が追いかけてる状態です。この段階で、岡ちゃんが勝つ気無しの若手の「二軍」を送り込んだ意図はいまいちわかりかねますが、追う立場の仙台としては首位をたたける絶好の機会といえましょう。
 ということで、前半から仙台はアウェーながら攻勢をかけます。山下の楔という点では松田がいるせいか上手く機能しないものの、左サイドの根本、岩本、サイドに流れる佐藤寿というコンビネーションはさすが・・・これだけですかね、今日の収穫は。得点はセットプレイからでした。エリア外左側からのフリーキック「輝さん決めロー」頼りなくも叫ぶA2。念のため言っておきますと、キッカーとなる岩本選手はJ最強フリーキッカーの一人。今期は「ワールドクラス」チキアルセがいるため単独1位とはなりませんが、単純にキックの精度なら小笠原より上でしょう。(最も、小笠原にはあの度胸とGkを出し抜く駆け引きの上手さがありますが)わたしならゴール左上かな・・・と予想しましたが、岩本選手はグランダーのシュート気味のボールをゴール右に選択。それに上手く抜けて反応した佐藤寿がフリーでシュート!!惜しくもGk正面!!こぼれだま自ら押しこ〜む!!!「すぅパァ〜フィッポォぉぉ〜」仙台サポの白い目を感じながら一人叫ぶA2!!!おおっと、すごいです。泥臭いゴールで佐藤寿が得点王らしい調子のよさをアピール。パフォーマンスもコーナーフラッグを片手でつかむ例のやつです。おおおぅ。期待通り。さすがですネェ。彼はかなり来てます。
 その後、もう一点を追加した仙台。対してFマリはどうにも上手くいけません。期待のU22代表阿部祐は楔になりきれず、周りとのコンビにも不安あり。そんな中、ちょっとだけ気になったのは右サイドに大きく張って再三突破を試みた背番号20金子選手ぐらいでしょうか。
 後半もマイルドな試合展開。マリノスは松田のオーバーラップによる中央突破に何かしらの可能性が感じられましたが、それ以外はダメダメでした。そして怪我から復帰間じかのマルコスが呼ばれます。「あー。出ちゃうよマルコス。」「え?怪我まだ悪いの?」「いや、今の2トップが調子いいらしいから〜」と後ろのベガサポのお姉さま方がおっしゃるように、「マルコスは異分子か?」という特集が雑誌でされるぐらい現在の仙台は活きがいいのだ。そのマルコスはいまいちですかね。出てしばらくの時間、仙台が勢いを戻し、マルコスにもいいボールが入るのですが決められませんでした・・・。ということで、組み立てに活路すら見出せないFマリと決定機にことごとく外す、思い切りのたりない仙台。後半は特にいいシーンも無く終了しました。
 はっきり言って面白みに欠ける試合でしたが、噂の佐藤寿が見れたしよしとしよう。そしてなんと言ってもベガルタサポータの応援を生で聞けたのが良かったですね。ベガルタは歌中心。オリジナル不明の独特の節回しの歌が多く、独自のものを感じました。わたしのJで一番好きな応援である「べ・ガ・ルタ。ベガルタせんだぁぃ!!」(注:振り付けもあるのだ!!(^^))が見れたので感動です。対して、Fマリ側は女性の声が多く聞こえました。ここら辺も中々興味深かったですね。あとはやっぱりあの口笛!!。これ聞くだけでもFマリの試合は必見でしょう。(日本代表の応援にも採用されたため、色々なクラブが真似をしているが、やはり元祖はFマリでしょう、とわたしはかってに決め付けているんですが・・・)「こんな静かなスタジアム初めて〜」とのたまうベガサポのお姉さまズはこの後夜行バスで仙台に戻るとか・・・恐るべし仙台。雨がぱらつく中8000人とこじんまりと行われた、ナビスコカップ第四戦でした。

横浜F・マリノス 0-2 ベガルタ仙台

チーム 勝ち点 得失点差 得点
F東京 7 +6 10
仙台 7 +2
横浜 7 +2

A2的MVP:佐藤寿 (これでナビスコでの得点も3となり、全てあわせて8試合6得点は単純に立派)